Água de Beber から感じたこと 「手放しのお話」
アントニオ・カルロス・ジョビン と ヴィニシウス・ヂ・モライスの共作で生まれた曲です。
この飲み水は、愛のことだなぁって誰もが感じると思います。
『愛・怖れ・ゆるし』をテーマにしたもので、
これからの私たちの生き方のヒントとなると思いました。
歌詞(①②③)が、私たちの何をどうゆるすのか?の解説にぴったりなので
歌の力をお借りして綴ってみます。
<怖れが怖れを増幅させる>
私たちは心の水面下で なんとなくの怖れを持っています。
「将来〜になったらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」
「あの人の一言で傷ついた」などなど。
これが、日常のふとした時に顔を出してくるけれど、
蓋をして、「いやいや。 明るくいこう」と元気づけたりします。
①番の歌詞では、
傷つかないように守ろう守ろうとしたり
不安や心配を見ないように見ないようにしているけれど
その「遠ざけようとする心(怖れ)が苦しみを生み出している」
と言っています。
エネルギーの視点から見ると、まさにそうなんです。
<反応は変えられるものだったと知る>
実は、私たちは本来『傷つくことができないリラックスした存在』なんです。
この自分に何が起きても
誰かに何かを言われても
失敗しても
「これも、完璧な流れの中の一つだね」と捉えて 必要なことから逃げずに
進んでいける精神を持ってます。
仕事でミスして→『ガクッ』
それだけは言わないで欲しかったことを言われて→『グサッ』
将来をふと考えて→『不安』
この『反応』は、実は錯覚して味わっています。勘違いなんです。
ガクッ グサッって
あまりにも普通に自動的に反応してきたけれど、
これは、自分で自由〜に変えられるものなのです。
そして、変えていくには、今自分がどういう状況なのかを見る必要があります。
<どこを見るのか?>
自分の内側です。 目を閉じた時に広がる世界の全てです。
(視点、捉え方、感情、信じていること、考えてることなど)
ものすごーーーく広大。
内側は、無限に感じるほど広大です。
私たちは、この内側で
数々の怖れや不安に対して「あっち行け」と拒絶しています。
イメージしてみて下さい。
まるで千手観音の一億倍…もっとそれ以上の手が自分の意識から生えていて、
その手で様々な感覚を拒否ってるところ。
では たくさんの手の中の一つをアップで見てみましょう。
(寛治さんのイラストです。ありがとう寛治さん)
あれ。。。めっちゃ掴んでます。
黒いのは、周波数を模しています。
捉え方、感情、信じていること、考えなどは全て周波数として実在しています。
心の中では、こんなつもりだけど
でも実際は、作用反作用の法則によって、加えたエネルギーの分、
向こうからもエネルギーが返ってきています。
『出したエネルギーは、受け取る』という法則です。
もっとわかりやすく言うと、『拒絶=選ぶ&掴む』なので
不安、怖れをしっかり握りしめてそこにエネルギーを注いでいるんです。
これによって、エネルギーは分離して
ネガティブなエネルギーは、モンスターのようにトゲトゲしてきます。
ポジティブは、執着のギランギランを帯び、バランスを取ろうとして
トゲトゲネガティブを呼ぶようになります。
「戦争反対!!」という気持ちで、そこに負のエネルギーを注いでいる状態です。
この『内側でつかんでいる体感』が
外側の現実にチャンネルを合わせるきっかけとなっています。
何かを否定し、ジャッジメントする体感で、
私たちは、体験したくないことを体験できていたんです。
(内側と外側の関係はBoth Sides Nowにて解説)
これが、「カラクリ」です。
私たちの怖れが、怖れを増幅させていたんです。
この否定の感覚を終わりにしていく方法が『ゆるし&手放し』です。
根性とか努力とか、頑張りでは、否定は止められません。
ゆるしの愛の視点だけが、それを可能にします。
<何をゆるすのか?>
ある人の言葉に傷ついたのなら、
その人をゆるそうとする前に
その傷ついている「体感だけを手放すこと」が、ゆるしです。
「グサッという体感のみ」にフォーカスして ゆるめていきます。
先ほど『反応は変えられる』と書きましたが、『反応=体感』ですよね。
私たちは全員、誰しもが、この体感や感覚を変える能力を元々から持っています。
もう持ってるんです。
なので、手順さえわかれば、誰でも今日からできます。
<手放しの手順>
(ゆるしの学校みたいですね。)
方法はたっくさんあるけど、その中の一つです。
【場面】
あるカフェでお友達と待ち合わせして、こんな会話があったとします。
A:「あれ?太った?」
B:「(グサッ)。。。」
この一幕で充分学べます。
以下の手順は、
その場ででも、帰宅してからでも、okです。(その場の方が効果抜群です)
(1)まず大変失礼に見えるAさんはイリュージョンです。(Both Sides now解説)
自分で創った立体映像ショーです。
なので、気持ちの上でカーテンを掛けて隠す。
(2)自分の内側にフォーカス。
「グサッ」は体のどこで感じていますか?
胸、お腹、体全身、頭などなど人によって体感の仕方は様々です。
(3)その体感を認めてあげてください。
「私、グサッて感じています。」と認めるんです。
(4)その体感のあるところ、又は胸の真ん中、又はみぞおちに手を当てます。
イメージで、体感を黒い石にして体から出し、手の中に入れます。
強めに握って、自問自答します。
「手放してok?」-「okだよ」
「いつ手放す?」-「今」
(5)パッと手放します。
石を放してぽとーんと落ちて行き、キラキラ〜っと消えます
この時に息をフーーーーーーっと吐いて、
内側の残りカスを光のシャワーで洗い流すイメージを付け加えるのもオススメです。
「この体験をありがとう」の気持ちで ぽとーーんと 穏やかに手放します。
すっきりしたり、広がる感覚など体感は様々。
あたたかな温泉水のような感覚が、じゅわぁっと広がることもあります。
咳が出たり、あくびや鼻水、涙が出たり、気づきが降りてくることもあります。
何も感じなくても大丈夫ですよ。
エネルギーを見ると
トゲトゲネガティブ と ギラギラポジティブのエネルギーが無害になり
統合されてニュートラル(穏やかでパワフルエネルギー)に変容しています。
手放しは、悪いものを排除しているのではなく、
『これは悪いものだと決めつけている気持ちを手放している』ことを
忘れないでください。
「これはダメよ」「これはイヤ」の気持ちが、それを強固にするんでしたよね。
お水をたっぷり飲むのもおススメです。 実は、
お水にも意識があり、私たちに「与えたい」気持ちを持ってくれてるんです。
私たちはまず羊水の中で育ちますよね。
お水とは切っても切れない関係なので、感謝を向け、その偉大さを認識して
飲んでみてください。
<なぜ傷つくのか?>
反応を手放していくと、自分の中の『信念(刷り込み)』が見えてきます。
なぜ、Bさんは、Aさんの言葉に傷ついたのか?
それはBさんの中に
「痩せなければいけない。こんな体型では自分はダメだ。」の信念を
ぎゅっと 掴んでいたから グサッと来たんです。
ってことは、
「その信念の手放しチャンスだよ。」って『サイン』が来ているんです。
現実は全部自分からのサインです。大切な大切なイリュージョン。
絶好の手放しチャンスが到来中なんです。
この信念も手放せます。(以下のやり取りを2~3回やります)
「この信念、自分が掴んでいたって認める?」-「認めます」
「手放してOK?」-「OK」
「いつ?」-「今」
(ポトーーーン) 「ありがとう」
このように ひたすら手放していくと変化を感じます。
とても穏やかになれた
Aさんの言葉が気にならなくなった
Aさんには、全く悪気がなかったと気づいた
Aさんとの健全な距離感がわかった
Aさんが愛を求めていたことに気づいた
Aさんがすごく良い人になった
スルスルと自分が痩せてしまった
などなど
内側も外のイリュージョンも変わっていきます。
自分の経験ですが、私は保育園の頃からずっとぽっちゃりで、
体型のことを言われるのが、本当に本当に辛かったんです。
でも、「向き合うこと、内観」を始めたある日、鏡を見て
「あれ?この私も良いじゃんね」って思ったんです。
「ぽっちゃりも 素敵じゃん」って思ってしまったんです。
(内観も手放しになります)
そして、痩せたら着ようと思っていたお洋服と
不安から買ってしまってたお洋服も断捨離して
「一番好きなもので今の自分を素敵にしてあげよう」に集中したんです。
真っ先に、物すごく晴れやかな気持ちになりました。
「あー。こんなにも自分を縛っていたのか」って驚きました。
そしたら、断捨離完了からぐんぐん痩せ始めて
あっと言う間に15キロくらい落ちました。
内側が先、外側は後ですね。
私たちの信念「何をどう思っているか?」はパワフルです。
こうやって、
ゆるし、手放しが進んでいくと、内側が開いていく感覚になります。
扉が開いていく感じです。
<無条件の愛の視点>
それでも、③の歌詞のような状況になることが多々あります。
「これに関してはなかなか手放せない」
「母親のことになるといつも揺さぶられてしまう」 などなど
こんなにも手放してきたのに… となります。
広大な内側で何層にも渡って掴んでいるので
根深いものは、手放しても手放しても出てきます。
そして、修行モードになったりします。根性と努力。
「手放さなくては…」となっていきます。
どうすれば良いのか?
そういう時こそ、更にその自分をゆるすんです。
「手放さないといけないってことは ないよー」
これが無条件の愛の視点です。
この視点は、ネガティブもポジティブもすべて貴重な体験として愛しています。
ジャッジメントも愛しています。 何をも否定しません。
これがニュートラルです。全てを受容れています。
苦難に対して、運が悪いとか、自分が悪いとか、そんなこと全く思ってないんです。
【この視点になったテイで 過ごすんです】
自分自身に淡々と寄り添ってあげてください。
よくここまで来たねって労ってください。
手放さなくっても 私はカンペキだよって言ってあげてください。
その苦しみは、体験したものにしかわからないんです。
なので、
どうか、その自分を抱きしめる気持ちで 認めてあげてください。
そして、これはさすがに無理と思っていた体感も、手放せるようになっていきます。
内側にお花が咲きます。
「この体験には意味があった」と、
あたらしい体感を得ることで納得できるようになります。
愛は最強です。
<愛は おいしい水>
「現実を変えるために、ゆるそう」だと手放しはできません。
今の現実、自分を否定しているので、愛の視点からズレています。
濃密で完全な手放しが起きるのは
『ゆるし認めるという愛の視点で感覚を変えよう』とする時です。
内側が整ってくると
深〜〜い、枯れることのない静かな喜びを常に感じるようになります。
愛は外から受け取るものではなく、
湧き水のように自分の内側からコンコンと湧いてくるものとなります。
無意識に 愛の視点を生きてしまっている状態。
ありのままの自分
本当の自分
ニュートラルの自分
その溢れ出る愛の水を 自然と分かち合ってしまう
傷つくことができない状態になっていきます。
その時にはもう、反応は自然に変わっています。
50年ほど前にジョビンは、
「50年先の未来の人々は、より精神的な視野を持つようになる」と
予測していました。
愛の視点になっていくことが、見えていたのかしら。。。素敵ですね。
一つ一つの手放しは、自分へも、周りへも、地球・宇宙の全ての存在に
「愛してるよ」を 伝えているって私は思います。
☆☆☆美しいお写真は、お客様のYYさんにご了承をもらい、
使わせていただいてます。 私の方がファンです。
心に染み入るやさしいエネルギーをいつもありがとうございます。