3月の水 águas de março
(全てきらめき  自分の約束を思い出す時)



アントニオ・カルロス・ジョビンに
ある日突然降りてきた名曲 『3月の水』



90個以上の名前がただ並ぶだけの曲。
メロディーはサビ無しの、ずーーーっと同じもの。

バラエティーに富んだ名詞たちが、ブレないメロディーで結ばれていく…



まるで「全ては同じ」「全ては1つ」と言っているようです。





ポルトガル語の é は英語の is にあたります。
「〜っていう存在だよ」の意味になり、歌の名詞の全てに付いてます。



歌は終始 「〜って存在 〜って存在 〜って存在 〜って存在」が
連なっていきます。

ここには何が入っても良いんです。



良い悪いとか、正しい間違いとか、優劣とか、そういった判断は無いのです。

あるがままの万物が入ります。



なので、小山さんが歌っていることも大正解です☆☆☆







そして、é is は、イコール『=』の意味もありますね。

「全ての本質は同じ」ということです。


人間の範囲内で言うならば
年齢も職業も 性別も体調も 姿形も才能も役職も 家族構成も生い立ちも

「自分の価値を証明するためのものではない」ってことですね。


皆存在するだけで価値があり、素晴らしい。
皆きらめいている。



歌の意味を読み解いていくと「存在する」というのは

もう地球上には居なくとも、
皆さんの心の中で生き続けている方々のことも含みます。







最後の歌詞は Promessa de vida no teu coração

『ハートの奥底の命の約束✨』



「自分は存在するだけで素晴らしいんだ」って心身に浸透してくると

「じゃあ、本当に自分のやりたいことは何なのか……
 何を言いたいのか…誰に伝えたいのか…などなど」

ハートから『本音』が湧いてくるってことです。




どう見られているか?ではなく、どう生きたいか?の自分軸でこそ

『私達が決めてきた約束(本音)』がわかってくるんだよって 
言ってます。








この歌のブレないメロディのような、自分軸の本音は:


   ♡皆のためになるもの

   ♡丁寧で優しいもの

   ♡ホッとさせる温もりのようなもの

   ♡楽しくてユーモアたっぷりのもの

   ♡尊重や愛に満ちたもの


になるって 私は思います。



まだ道半ばですが、私自身そう在りたいって、日々模索中です。







最後に、スティービーワンダーからダニエルジョビン(ジョビンのお孫さん)へ
しみじみと伝えた言葉:

「君のお爺さんは、『みんなは同じ』『みんなで一つ』ってことを
  音楽で何としても伝えたかったんだ」